伊豆大島 椿ルネッサンス  


椿の森の再生

大島の椿は鑑賞用だけではなく、産業用製品や生活用品などの原材料としても活用されています

椿油
大島と言えば、多くの方がイメージするのが、椿の花と椿油。
古くから髪油やスキンケア、食用に用いられ、ここ数年は特に自然油として注目をされています。
椿油は、ヤブ椿の種子を圧搾して油分を取り出す製法がよく知られており、90年前の機械で、昔ながらの抽出法で搾り出した油は、味や成分の変化が少ないのが特徴です。
椿油

椿の炭
椿の炭は、間伐によって不要となった椿の木を炭焼窯でじっくり焼き上げたものです。島内では、燃料として使われることがありますが、量産がし難いことから、全国的に有名なものにはまだなっていません。
椿の炭の特徴は、木質が硬いため、火のもちが良いことや、焼けた後の灰が白く細やかで綺麗です。また、他の炭同様に消臭用としても使えます。
椿油

椿の木工品
椿の木は、海からの強い風から家を守る防風林としての役割もある通り、その幹は強くしなやかです。この椿の木は時間をかけて乾燥させると、木目が細かく硬い木材になり、お土産品として木彫りの人形を作っております。今は根付と携帯ストラップ(名前入り)なども作られており、旅行者に人気の高い商品です。(写真の人形の原木は大島さくら、花さしはつばき、椿の実のキーホルダー)
椿油